ピンクと水色のグラデーションが紫色の洎夫藍(サフラン)の可愛らしさを引き立てています。
個展「さひたま花巡り」の語呂合わせ作品の「さ」の作品です。
洎夫藍は詩人、北原白秋の詩に詠まれています。
「罅(ひび)入りし珈琲碗(カウヒわん)に
泪芙藍(さふらん)のくさを植ゑたり。
その花ひとつひらけば
あはれや呼吸(いき)のをののく。
昨日を憎むこころの陰影(かげ)にも、時に顫(ふる)えて ほのかにさくや、さふらん。」
また、サフランの花柱は薬用や料理や染料として使われています。花は観賞用として。その花を日本画作品にしてみました。
額装しているので、直ぐ飾って頂けます。