「泥中の蓮」ということわざがあります。意味は「いくら汚れた環境に身を置いていても、その汚さに染まらず、清く生きること」。つまり、「煩悩の汚れの中でも決して染まらず、清らかで純真な心や姿を保っている人」をたとえる言葉です。
蓮は泥の中に生息する植物ですが、見事にピンク色の美しい花を咲かせます。また、汚い泥の中でも豪華に輝く花としても有名で、そのような凛とした姿を素晴らしいと称えることわざでもあることから、泥を黒の縞模様で表現し、更に薄い和紙をはった上に古代蓮を描きました。
2017年7月の行田の古代蓮の里を取材し埼玉新聞に掲載された作品です。額装してあるので直ぐに飾っていただけます。