[解説]
神代文字の龍体文字フトマニ図と富士山を描いた日本画作品です。細川和紙、墨流しを施した和紙、薄い細川和紙三層に重ね、龍体文字には浄化作用で人気がある天照石の粉末を盛り上げ胡粉の代わりに使いました。更に、純金箔や、親和箔、純金泥で装飾を施したデザイン的で飾りやすい日本画作品です。
[龍体文字について]
日本には、中国から漢字が伝わる以前、神話に出てくる神様の時代に使われていたとされる神代(じんだい)文字が30種類ほど存在しています。
龍体文字は日本に漢字が伝わる5500年以前に使われていた「神代文字」のひとつです。
そのなかでも古事記に登場するウマシアシカビヒコジ(ヂ)という別天津神(ことあまつかみ)の一柱が作ったとされる最も古い48文字、それが龍体文字です
その特徴は、他の神代文字と比べ、曲線的で美しくエネルギーを感じます。
フトマニ図は、豊受大神(トヨケ神)が伊邪那岐命(イザナギ)・伊邪那美命(イザナミ)という二柱の神に授けた、【神の座席図】のようなものです。
円形に配置された1文字1文字を神に見立て、48の神々が鎮座している様子を表しているといわれています。
フトマニ図には、宇宙の創造から森羅万象、祓いの祝詞、五穀豊穣と心身の健康を祈る歌、エネルギーを集める八芒星の形などが秘められているとされています。
このフトマニ図に龍体文字を当てはめたものが龍体文字フトマニ図です。
また、龍体文字フトマニ図には、自己実現、金運、商売繁盛、恋愛運、健康アップなどに
に効果があると言われています。