小笠原明代の制作実績
この作品は緑との揉み紙技法と純金箔で出来た野毛(のげ)を用いた背景に鶯と目白と木瓜の花を描いた春を感じる爽やかな作品です。
鶯の鳴き声は「法、法華経」と大乗仏教の代表的な経典の言葉になぞらえて聞かれていたそうです。
また、差し色として描いた木瓜の花は2/2 、2/4、2/5、2/17の誕生花で、
花言葉は「先駆者」「指導者」「平凡」「早熟」「妖精の輝き」
木瓜の別名は
「放春花」「唐木瓜」「寒木瓜(カンボケ)」「長春木瓜(チョウションボケ)」などと呼ばれています。
[作品の特徴] 揉み紙技法を施し、更に薄い和紙を重ね、 更にその上に純金箔や岩絵具を使って鶯と目白、木瓜の花を描いた日本画作品です。